世界観設定―コリーイベント
コリーのイベント
人造犬が人気のこの世界では、ドッグショーならぬコリーショー、またはドッグレースならぬコリーレースなど、コリーたちによるイベントが多々存在する。
■コリーショー
コリーの美しさを競うショー。
野良コリー（首輪なし）部門とペットコリー（首輪付き）部門に分かれ、どちらも被毛が美しい品種、容姿に優れる個体が好んで出場する。
勝者には賞金が手に入るが、衣装費はすべて自分持ちである。
■コリーレース
コリーの体力を競う大会。
参加者は体力に自信のある牧羊犬の血を継ぐ者や、運動神経のいい大型犬種が主流。コリーショー同様、勝者には賞金が出る。
■コリーファイト
闘犬のコリー版。人間のボクシングやレスリングなどの競技に似ているが、こちらはルールが特にないためより危険度が高く、法律で禁止されている国もある。
コリーレース以上に品種が限られ、土佐闘犬やピットブルなどの闘犬種が主な参加者である。
■チョーカー・ハント
愛犬国家・シュノーク王国の名物行事。詳細は後述。
他国でもこの行事を真似たパーティが開催されることもある。
チョーカー・ハント
愛犬家の富豪たちが集うリゾート地として栄えたシュノーク王国の名物行事。
野良コリーを複数匹自宅に招待し、気に入ったコリー一匹に首輪をつけペットとして迎え入れるパーティのこと。
その昔、この国を訪れた富豪たちに人気を博した高尚な娯楽が国の伝統として残ったものである。
その日首輪をつける人間を「オーナー」、気に入ったコリーに首輪をつけることを「エンゲージ」と呼び、エンゲージの際は必ずオーナーが直接選んだコリーに首輪をつける。
チョーカー・ハントは今後一生を共にするコリーを選ぶ、婚約と同等の大きな意味を持つ儀式である。
■招待状
チョーカー・ハントが決まると、開催者は招待するコリーたちへ招待状が届ける。
招待するコリーの選考は開催者が行う場合と、開催者が施設に依頼しコーチが行う場合があり、招待される匹数もその時によって様々。
■開催日
開催日は特に決められていない。毎日のようにどこかの家で開催されている。
■開催期間
首輪を持つものをによる。コリーの選考が長引けば長引くほど期間は延び、短くて数時間、長くて一ヶ月ほどとなる。
■ドレスコード
決められている場合と決められていない場合がある。
■首輪をつけず終わることも
招待したコリーたちの中で気に入るコリーがいなければ誰にも首輪をつけず解散となり、また新たにチョーカー・ハントを開催する。
コリー側にも拒否権があり、チョーカー・ハントの参加、選ばれた際に相手の人間を飼い主として認めるかはコリーの自由である。
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